教育は、佛教用語に謂う「第一義諦」、すなわち「最上真実の道理に因るべきである」という理念のもとに、都築学園を創設しました。「人間には、その人でなくてはならない何か優れた特性がある。これを第一義的特性と呼び、その特性を伸ばし育てて、社会の要請する有能な人材を育成することが、教育の本義であると考える」これは本学園の創始者である、都築頼助と都築貞枝の言葉であり、建学の精神であります。つまり、人間一人ひとりの持つ個性と可能性を最大限に引き出すことを最大の教育目標としているのです。ですから、一般の大学に見られるような画一的な教育を避けるため、学生と教員が一緒になって個人の特性を伸ばすことに情熱を傾けています。
そうした個性の伸展の理念を裏付けるかのように、いま福祉ニーズの複雑化・多様化・高度化により福祉の量的拡大・質的向上が要請されるなか、従来の社会福祉の概念にとらわれず人間性を一層重視し、人権感覚・愛・価値観・使命感に満ちた「心ある福祉」の展開が強く求められています。また、全人的な観点から人間の生活や自立を支援し、「共に生きる社会」を支える人材、高い専門性と愛に満ちた専門職が必要となるでしょう。
そのさまざまな分野で、このような福祉社会を支えることができる福祉専門職の総合的育成を目的として、人間社会福祉学部を設置し、2学科4コースを設けています。本学の理念の追求とともに、こうした「福祉の総合大学」として、名実ともにますます高めていきたいと思っています。